TradingViewのPineスクリーナーの使い方【インジケーターの条件で、ウォッチリストの銘柄をしぼる】
この記事の要点
- Pineスクリーナーは、チャートで使うインジケーターの値を条件にして、ウォッチリストの銘柄をしぼる機能です
- 使うインジケーターをお気に入りにし、対象のウォッチリスト・時間足・条件を選んでスキャンします
- 使えるのは Premium と Ultimate のプランだけです(2026年10月時点)。一度に調べられる銘柄の数にも上限があります
🧪 この設定でできること
株式スクリーナーは、TradingViewが用意した項目(時価総額・出来高・移動平均線など)で銘柄をしぼります。Pineスクリーナーは、チャートに出すインジケーター(Pine Scriptで書かれた指標)の値を条件にして、ウォッチリストウォッチリスト(うぉっちりすと)気になる銘柄をまとめておく一覧。押すだけでその銘柄のチャートに切りかわります。くわしく見る →用語集の一覧の銘柄をしぼります。
たとえば「週足のRSIRSI(あーるえすあい)一定の期間の値動きのうち、上げの割合を0〜100で表した指標。70以上は買われすぎ、30以下は売られすぎの目安です。くわしく見る →用語集の一覧(14)が50より上」「日足の終値がEMAEMA(指数平滑移動平均)(いーえむえー)新しい日ほど重く数える移動平均。SMAより早く値動きに反応します。くわしく見る →用語集の一覧(25)より上」のように、教科書と同じ期間の指標で条件を作れるのがよいところです。
✅ 始める前に
- プラン:Pineスクリーナーが使えるのは、Premium と Ultimate のプランだけです。無料の Basic と、Essential・Plus では使えません(2026年10月時点)。プランの内容は変わることがあるので、TradingViewのプランのページ(紹介リンク・PR)で確かめてください
- ウォッチリスト:Pineスクリーナーが調べるのは、ウォッチリストに入っている銘柄だけです。先に株式スクリーナーなどで候補をしぼり、ウォッチリストにまとめておきます。一度に調べられる銘柄の数にも上限があります
- ログイン:TradingViewにログインしておきます
🛠 手順
① 使うインジケーターをお気に入りにする
チャートで「インジケーター」を開き、使いたい指標(たとえばRSIやEMA)の名前の横の★を押して、お気に入りにします。Pineスクリーナーでは、お気に入りにしたインジケーターから選びます。
② Pineスクリーナーを開く
TradingViewの上のメニューから、スクリーナーの中の「Pineスクリーナー」を開きます。
③ ウォッチリストとインジケーターを選ぶ
画面の上で、調べる対象のウォッチリストを選びます。次に、①でお気に入りにしたインジケーターを選び、期間などの設定を教科書に合わせます(RSIなら14、EMAなら25)。
④ 時間足と条件を決める
時間足を選びます。週足の流れを見たいなら「1週」、日足なら「1日」です。続けて、条件を作ります。たとえば「RSI」「より大きい」「50」のように、指標・比べ方・値の順に選びます。
⑤ スキャンする
スキャンのボタンを押すと、条件に合った銘柄だけが一覧に残ります。銘柄名を押すと、チャートで確かめられます。
📋 条件の例
| ねらい | 時間足 | 条件の例 |
|---|---|---|
| 週足で上向きの銘柄を残す | 1週 | 終値がEMA(25)より上 |
| 日足で勢いが強すぎない銘柄 | 1日 | RSI(14)が70より下 |
| 日足で売られすぎに近い銘柄 | 1日 | RSI(14)が30より下 |
1回目は週足で流れをしぼり、残った銘柄をもう1つのウォッチリストに入れて、2回目に日足で調べる、と2段に分けると、チャートの見方の順番と同じ考え方で探せます。
💡 設定のこつ
- 条件は1〜2個から:条件を重ねすぎると、1銘柄も残らないことがよくあります
- 「交差」より「位置」:「今日、線を上に抜けた」のような交差の条件は、その日しか合いません。週に1回見るなら、「線より上にある」のような位置の条件のほうが使いやすくなります
- 結果は候補:スキャンで残った銘柄も、チャートで形と場所を見て、自分のルールで決めます
⚠ よくあるつまずき
- インジケーターが選べない:①のお気に入りが付いていないか、そのインジケーターがPineスクリーナーに対応していないことがあります
- 銘柄が少なすぎる・多すぎる:対象はウォッチリストの銘柄だけです。ウォッチリストに入れた数を確かめます
- 数字がチャートとちがう:時間足や期間が、チャートの設定と同じかを確かめます
📚 この設定を使う記事
この記事の用語
- スクリーナー
- 時価総額や出来高などの条件を決めて、合う銘柄だけを一覧にしぼりこむ機能。
- ウォッチリスト
- 気になる銘柄をまとめておく一覧。押すだけでその銘柄のチャートに切りかわります。
- RSI
- 一定の期間の値動きのうち、上げの割合を0〜100で表した指標。70以上は買われすぎ、30以下は売られすぎの目安です。
- EMA(指数平滑移動平均)
- 新しい日ほど重く数える移動平均。SMAより早く値動きに反応します。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。