チャートの見方の順番【初心者向け】大きい流れから細かい形へ、4つのステップ
この記事の要点
- チャートは、大きい流れから細かい形へ、順番を決めて見ると迷いません
- 時間軸 → 移動平均線 → ローソク足 → 出来高の4つのステップで見ます
- 順番を決めておくと、気になる形を見つけたときにあわてずにすみます
🧭 なぜ順番を決めるのか
チャートを開くと、ローソク足、線、棒グラフと、たくさんの情報が目に入ります。気になったところから見ていくと、同じチャートでも日によって見るところが変わり、判断がぶれてしまいます。
見る順番を決めておけば、毎回同じ手順でチャートを確かめられます。ここまでの3本で学んだローソク足・移動平均線・出来高を、どの順で見ればいいかをまとめます。
下の図で、ステップを1つずつ押してみてください。同じチャートの、見るところが順に変わります。
ここで見ること:
この見本での答え:
- ① 週足で全体の流れ ここで見ること:長い時間軸で、数か月から1年ほどの流れが、上向き・下向き・横ばいのどれか。 この見本での答え:右肩上がりの上昇の流れ。途中で一度下がる(押し目)があるが、全体は上向き。
- ② 移動平均線の向きと位置 ここで見ること:移動平均線(ここでは25週EMA)が上を向いているか、株価が線の上にあるか。 この見本での答え:線は上向き・株価は線の上。
- ③ 日足の最近のローソク足 ここで見ること:日足に切り替えて、ここ数日から数週間のローソク足の形。 この見本での答え:押し目の底で長い下ヒゲが出て、そのあと陽線が続いている。
- ④ 出来高で確かめる ここで見ること:気になった値動きに、出来高がともなっているか。 この見本での答え:陽線が続いた日に出来高が増えていて、上げに出来高がともなっている。
チャートは説明のための見本で、実在の銘柄のデータではありません。
🔢 4つのステップ
① 時間軸を大きくして、全体の流れを見る
まずは週足週足(しゅうあし)1週間の値動きを1本のローソク足で表したチャート。大きな流れを見るのに向いています。くわしく見る →用語集の一覧など、長い時間軸時間軸(じかんじく)ローソク足1本が表す期間の長さ。日足・週足・月足などがあります。くわしく見る →用語集の一覧で数か月から1年ほどの流れを見ます。上がってきているのか、下がってきているのか、横ばいなのか、大きなトレンドトレンド(とれんど)株価の大きな流れの向き。上昇トレンド・下降トレンド・横ばいに分けて考えます。くわしく見る →用語集の一覧をつかみます。
② 移動平均線の「向き」と「位置」を見る
次に移動平均線移動平均線(いどうへいきんせん)決まった日数の終値の平均を、毎日つないでいった線。流れの向きを見るのに使います。くわしく見る →用語集の一覧を見ます。線が上を向いているか、株価が線の上にあるかの2つで、今の流れの強さを確かめます。
③ 最近のローソク足の形を見る
日足日足(ひあし)1日の値動きを1本のローソク足で表したチャート。くわしく見る →用語集の一覧に切り替えて、ここ数日から数週間のローソク足を見ます。長い陽線や陰線、長いヒゲ、十字線など、流れが続きそうか、変わりそうかの手がかりを探します。
④ 出来高で、その動きを確かめる
最後に出来高出来高(できだか)その期間に売り買いが成立した株の数。値動きの信頼度を確かめるのに使います。くわしく見る →用語集の一覧を見ます。気になった値動きに出来高がともなっているかで、その動きがどれくらい信頼できるかを確かめます。
🌟 順番を決めると、何が変わるのか
大きい流れを先に見ておくと、細かい形の意味が変わって見えます。同じ長い下ヒゲでも、上昇の流れの中で出たものと、下落の流れの中で出たものでは、受け止め方が違います。
順番を決めておくと、気になる形を見つけても、まず「大きな流れの中でどこにいるか」に戻れます。あわてて判断することが減り、記録も比べやすくなります。
📊 実際のチャートで見てみる

チャートはTradingViewのものです。
🛠 TradingViewで表示するには
✏️ 確認問題
Q1. チャートを見るとき、最初に見るのはどれですか?
答えと解説
正解は「長い時間軸での全体の流れ」。最初に長い時間軸で全体の流れをつかみます。細かい形は、そのあとで見ます。
最初に長い時間軸で全体の流れをつかみます。細かい形は、そのあとで見ます。
Q2. 移動平均線で見る2つのことは、何ですか?
答えと解説
正解は「線の向きと、株価が線の上か下か」。線の向きで流れの方向を、株価との位置で今の強さを見ます。
線の向きで流れの方向を、株価との位置で今の強さを見ます。
Q3. 4つのステップの最後に出来高を見るのは、何のためですか?
答えと解説
正解は「気になった値動きがどれくらい信頼できるかを確かめるため」。出来高は、値動きにどれだけ多くの人が参加したかを表します。気になった動きに出来高がともなっているかで、その動きの信頼度を確かめます。
出来高は、値動きにどれだけ多くの人が参加したかを表します。気になった動きに出来高がともなっているかで、その動きの信頼度を確かめます。
この記事の用語
- 時間軸
- ローソク足1本が表す期間の長さ。日足・週足・月足などがあります。
- トレンド
- 株価の大きな流れの向き。上昇トレンド・下降トレンド・横ばいに分けて考えます。
- 移動平均線
- 決まった日数の終値の平均を、毎日つないでいった線。流れの向きを見るのに使います。
- 出来高
- その期間に売り買いが成立した株の数。値動きの信頼度を確かめるのに使います。
- 日足
- 1日の値動きを1本のローソク足で表したチャート。
- 週足
- 1週間の値動きを1本のローソク足で表したチャート。大きな流れを見るのに向いています。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。