日足・週足・月足の使い分け【初心者向け】どの時間軸で何を決めるか

この記事の要点

  • 月足は数年の大きな流れ、週足は数か月の流れ、日足は数日から数週間の動きを見るのに向いています
  • 長い時間軸で流れを決め、短い時間軸でタイミングを見る、という分け方が基本です
  • 3つの時間軸の流れがそろっているほど、迷いが少なくなります

🗓 3つの時間軸

ローソク足1本が表す期間の長さをといいます。同じ銘柄でも、時間軸を変えると、チャートの見え方は大きく変わります。

  • :1か月を1本で表します。数年から10年ほどの大きな流れを見るのに向いています
  • :1週間を1本で表します。数か月から1〜2年の流れを見るのに向いています
  • :1日を1本で表します。数日から数か月の動きと、細かい形を見るのに向いています

下の図で、時間軸を切り替えてみてください。同じ値動きが、月足・週足・日足でどう見えるかがわかります。

月足

週足の範囲2024年2025年2026年
月足では、何年も続く大きな流れと、長いあいだ止まってきた高値・安値を見ます。 枠で囲んだところが、週足で見る範囲です。

値動きは説明のための見本で、実在の銘柄のデータではありません。週足と月足は、同じ日足をまとめて作っています。

🔭 長い時間軸で「流れ」、短い時間軸で「タイミング」

時間軸の使い分けの基本は、長い時間軸で流れを決めて、短い時間軸でタイミングを見ることです。いくつかの時間軸を組み合わせて見ることを、といいます。

① 月足:大きな地図

月足では、何年も続く大きなや、長いあいだ止まってきた高値・安値を見ます。年に何回か見直すくらいで十分です。

② 週足:流れを決める

週足では、今が上昇・下降・横ばいのどれかを決めます。ダウ理論の山と谷や、の向きは、まず週足で確かめます。

③ 日足:タイミングを見る

日足では、週足で決めた流れの中で、今どこにいるかを見ます。押し目で下げ止まったか、長いヒゲが出たか、出来高はどうかといった細かい形は、日足で確かめます。

🧭 流れがそろっているかを見る

3つの時間軸で流れが同じ向きなら、迷いは少なくなります。月足も週足も日足も上向きなら、上昇の流れがはっきりしている状態です。

向きがちがうときは、長い時間軸を優先して考えます。週足が上向きで日足が下向きなら、「上昇の流れの中で、一時的に下がっている」と読みます。日足だけを見て「下降トレンドになった」と決めないことが大切です。

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の月足(2023年〜2026年10月)。2023年から2024年は500〜800円ほどで横ばいでしたが、2025年のはじめに大きく上がり、2025年は2,000円前後から1,200円台まで、ゆるやかに下げました。2026年にもう一段上がっています。月足で見ると、段を上がっては休む、大きな上昇の流れです。基礎5の週足や基礎11の日足は、この月足の右側を細かく見たものです。10月の足はまだ途中です。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の月足(2023年〜2026年10月)。2023年から2024年は500〜800円ほどで横ばいでしたが、2025年のはじめに大きく上がり、2025年は2,000円前後から1,200円台まで、ゆるやかに下げました。2026年にもう一段上がっています。月足で見ると、段を上がっては休む、大きな上昇の流れです。基礎5の週足や基礎11の日足は、この月足の右側を細かく見たものです。10月の足はまだ途中です。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで切り替えるには

✏️ 確認問題

Q1. 今が上昇・下降・横ばいのどれかを決めるのに、まず向いている時間軸はどれですか?

答えと解説

正解は「週足」。週足は数か月から1〜2年の流れを見るのに向いています。流れを決めてから、日足でタイミングを見ます。

Q2. 週足は上向き、日足は下向きです。どう読みますか?

答えと解説

正解は「上昇の流れの中で、一時的に下がっている」。向きがちがうときは、長い時間軸を優先します。週足の上昇の流れの中で、日足では一時的に下がっていると読みます。

Q3. いくつかの時間軸を組み合わせて見ることを、何と呼びますか?

答えと解説

正解は「マルチタイムフレーム分析」。マルチタイムフレーム分析といいます。長い時間軸で流れを、短い時間軸でタイミングを見ます。

この記事の用語

時間軸
ローソク足1本が表す期間の長さ。日足・週足・月足などがあります。
月足
1か月の値動きを1本のローソク足で表したチャート。数年の大きな流れを見るのに向いています。
週足
1週間の値動きを1本のローソク足で表したチャート。大きな流れを見るのに向いています。
日足
1日の値動きを1本のローソク足で表したチャート。
マルチタイムフレーム分析
いくつかの時間軸を組み合わせてチャートを見ること。長い時間軸で流れを、短い時間軸でタイミングを見ます。
トレンド
株価の大きな流れの向き。上昇トレンド・下降トレンド・横ばいに分けて考えます。
移動平均線
決まった日数の終値の平均を、毎日つないでいった線。流れの向きを見るのに使います。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。