TradingViewの株式スクリーナーの使い方【日本株を条件で絞りこむ手順と、条件の例】
この記事の要点
- 株式スクリーナーは、時価総額や出来高などの条件に合う銘柄を、一覧で出してくれる機能です
- 最初に市場を「日本」に切り替えてから、条件(フィルター)を3〜5個だけ足します
- 出てきた銘柄は買う候補ではなく「チャートを見る候補」。ウォッチリストに入れてから、週足と日足で確かめます
🔎 この設定でできること
日本株の中から、決めた条件に合う銘柄だけを一覧にします。この機能をスクリーナースクリーナー(すくりーなー)時価総額や出来高などの条件を決めて、合う銘柄だけを一覧にしぼりこむ機能。くわしく見る →用語集の一覧といいます。東証には4,000近い銘柄があるので、チャートを1つずつ見ていくのは大変です。スクリーナーで「見る銘柄」をしぼってから、チャートで確かめる、という順番にすると、毎週の銘柄さがしが短い時間で終わります。
🛠 手順
① 株式スクリーナーを開く
TradingViewの上のメニューから、スクリーナーの中の「株式スクリーナー」を開きます。銘柄が表のように並んだ画面が出ます。
② 市場を「日本」にする
開いたばかりのときは、米国など、ほかの国の銘柄が並んでいることがあります。表の上にある国の旗のボタンを押し、一覧から「日本」を選びます。これで、東証などに上場している日本株だけが並びます。
③ 条件(フィルター)を足す
表の上に、「時価総額」「価格」「出来高」などの条件のボタンが並んでいます。ボタンを押すと、「以上」「以下」「範囲」などを選んで数字を入れられます。並んでいない条件は、条件の並びの「+」から探して足します。
条件を入れるたびに、表の銘柄が減っていきます。表の上(または下)に出ている件数を見ながら、多すぎず少なすぎない数(20〜50銘柄くらい)を目安にします。
④ 並べかえる
表の列の名前(「時価総額」「出来高」など)を押すと、その列の大きい順・小さい順に並べかわります。もう一度押すと、順番が反対になります。
⑤ 気になる銘柄をウォッチリストに入れる
気になった銘柄は、その場で買う・買わないを決めずに、ウォッチリストウォッチリスト(うぉっちりすと)気になる銘柄をまとめておく一覧。押すだけでその銘柄のチャートに切りかわります。くわしく見る →用語集の一覧に入れておきます。銘柄名を押すとチャートが開くので、チャートの右のウォッチリストに足します。ウォッチリストの作り方は、ウォッチリストの作り方と整理のしかたで説明しています。
📋 条件の例:日足でスイングトレードの候補をさがす
このサイトの教科書に合わせた、条件の例です。数字は目安なので、自分の資金や売買の期間に合わせて変えてください。
| 条件 | 例 | ねらい |
|---|---|---|
| 時価総額 | 300億円以上 | 売り買いが少なすぎる銘柄を外す |
| 平均出来高(10日など) | 10万株以上 | 思った値段で売り買いしやすい銘柄にする |
| 価格 | 5,000円以下など | 自分の資金で100株を買える範囲にする |
| 移動平均線との位置 | 価格がEMA(期間20や50)より上 | 上向きの流れの中にある銘柄を残す |
時価総額時価総額(じかそうがく)株価×発行済株式数。市場がその会社にいくらの値段をつけているかを表す。くわしく見る →用語集の一覧と出来高出来高(できだか)その期間に売り買いが成立した株の数。値動きの信頼度を確かめるのに使います。くわしく見る →用語集の一覧で「売り買いのしやすさ」を、価格で「買える範囲」を、移動平均線で「流れ」をしぼる、という分け方です。
💡 設定のこつ
- 条件は3〜5個まで:条件を多くするほど、銘柄は少なくなります。0件になったら、いちばん厳しい条件を1つゆるめます
- 移動平均線の期間は、選べるものから近いものを:スクリーナーの移動平均線の条件は、選べる期間が決まっています。教科書の25日の線がないときは、近い20や50で代わりにします。最後はチャートで25日の線を見て確かめます
- 結果は「チャートを見る候補」:スクリーナーは数字で機械的にしぼるだけです。形のよい銘柄かどうかは、チャートの見方の順番のとおり、週足から確かめます
⚠ よくあるつまずき
- 米国株が並んでいる:②の市場が「日本」になっていません。国の旗のボタンを確かめます
- 数字が古い気がする:スクリーナーの数字は、取引時間中は少し遅れていたり、前の日の終値をもとにしていたりします。売り買いの前には、チャートで今の値段を確かめます
- 毎回、条件を入れ直している:条件は保存して、次の週もそのまま使えます。保存のしかたは、スクリーナーの条件を保存して毎週使うで説明しています
条件で選ばれた銘柄も、すすめられた銘柄ではありません。買うかどうかは、自分のルールで決めましょう。
📚 この設定を使う記事
この記事の用語
- スクリーナー
- 時価総額や出来高などの条件を決めて、合う銘柄だけを一覧にしぼりこむ機能。
- 時価総額
- 株価×発行済株式数。市場がその会社にいくらの値段をつけているかを表す。
- 出来高
- その期間に売り買いが成立した株の数。値動きの信頼度を確かめるのに使います。
- ウォッチリスト
- 気になる銘柄をまとめておく一覧。押すだけでその銘柄のチャートに切りかわります。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。