支持線と抵抗線とは?引き方と見方を図解【サポート・レジスタンスの基本】

この記事の要点

  • 支持線は下げ止まりやすい値段、抵抗線は上げ止まりやすい値段の目安です
  • 何度も止まった値段ほど、多くの人が意識している線と考えます
  • 線は1本の値段ではなく、少し幅のある「帯」として見ると使いやすくなります

📏 支持線と抵抗線とは

チャートを見ていると、同じくらいの値段で何度も下げ止まったり、上げ止まったりしているところがあります。下げ止まったのあたりに引いた線を(サポートライン)、上げ止まったのあたりに引いた線を(レジスタンスライン)といいます。

前の記事のダウ理論では、山と谷の位置でトレンドを見ました。支持線と抵抗線は、その山と谷の値段に横の線を引いて、次にどこで止まりやすいかの目安にするものです。

🤔 なぜ、同じ値段で止まりやすいのか

前に下げ止まった値段を見て、「このあたりまで下がったら買いたい」と考える人がいます。前に上げ止まった値段では、「前もここで下がったから、ここで売っておこう」と考える人がいます。多くの人が同じ値段を見ていると、その値段で売り買いが集まり、止まりやすくなります。

なので、何度も止まった値段ほど、意識している人が多い線と考えます。1回しか止まっていない値段より、3回止まった値段のほうが、線としての意味は重くなります。キリのいい値段(1,000円、2,000円など)や、年初来高値なども、意識されやすい値段です。

下の図で、場面を切り替えてみてください。線で止まる様子と、線を抜けたあとの動きが見られます。

止まる

支持線(帯)止まった止まった止まった
同じくらいの値段(帯)で、3回下げ止まっています。下げ止まった安値のあたりが支持線です。何度も止まるほど、多くの人が意識している線と考えます。

値動きは説明のための見本で、実在の銘柄のデータではありません。

🚪 線を抜けたら、どうなるのか

① ブレイク

株価が抵抗線を上に抜けたり、支持線を下に抜けたりすることをといいます。何度も止まっていた値段を抜けると、それまで止めていた売り(または買い)をこなしたことになるので、抜けた方向に動きやすくなると考えられています。

② 役割の入れかわり

抵抗線を上に抜けたあと、株価が下がってきて、今度はその線のあたりで下げ止まることがあります。前の抵抗線が、支持線に変わった形です。これをといいます。支持線を下に抜けたときは、逆にその線が抵抗線に変わります。

🎯 線は「帯」として見る

株価は、線ぴったりで止まるとは限りません。少し手前で止まったり、少し抜けてから戻ったりします。線を1本の値段として見るより、少し幅のある「帯」として見たほうが、実際の動きに合います。

線を引くときは、ヒゲの先にこだわりすぎず、多くの足が止まっているあたりに引くと、使いやすい線になります。

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の日足(2026年1月中旬〜10月中旬)。1月は3,000〜3,100円あたりで上げ止まりました。4月もこのあたりまで上がったあと、窓を開けて約3,400円まで上がった日に、大きな陰線で2,500円台まで押し戻されています。3,000〜3,100円の帯が、上げ止まりやすい値段として意識されていたと考えられます。9月にこの帯を何度か試したあと上に抜けましたが、10月の大きな下げで、ふたたび帯の近くまで戻っています。抵抗線から支持線に役割が入れかわるかどうかは、ここからの動きで確かめます。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の日足(2026年1月中旬〜10月中旬)。1月は3,000〜3,100円あたりで上げ止まりました。4月もこのあたりまで上がったあと、窓を開けて約3,400円まで上がった日に、大きな陰線で2,500円台まで押し戻されています。3,000〜3,100円の帯が、上げ止まりやすい値段として意識されていたと考えられます。9月にこの帯を何度か試したあと上に抜けましたが、10月の大きな下げで、ふたたび帯の近くまで戻っています。抵抗線から支持線に役割が入れかわるかどうかは、ここからの動きで確かめます。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで線を引くには

✏️ 確認問題

Q1. 支持線とは、どんな線ですか?

答えと解説

正解は「株価が下げ止まりやすい値段の目安の線」。下げ止まった安値のあたりに引くのが支持線です。上げ止まった高値のあたりに引くのは抵抗線、終値の平均をつないだ線は移動平均線です。

Q2. 抵抗線を上に抜けたあと、株価がその線のあたりまで下がって止まりました。何と呼びますか?

答えと解説

正解は「役割の入れかわり」。前の抵抗線が、今度は支持線として働いた形です。役割の入れかわりといいます。

Q3. 線の意味が重いと考えられるのは、どれですか?

答えと解説

正解は「何度も止まった値段」。何度も止まった値段ほど、多くの人が意識している線と考えます。

この記事の用語

支持線
株価が下げ止まりやすい値段の目安に引く横の線。サポートラインともいいます。
抵抗線
株価が上げ止まりやすい値段の目安に引く横の線。レジスタンスラインともいいます。
ブレイク
株価が抵抗線を上に、または支持線を下に抜けること。抜けた方向に動きやすくなると考えられています。
役割の入れかわり
抜けたあとの抵抗線が支持線に、支持線が抵抗線に変わること。
レンジ
株価が同じくらいの値段の幅で上下している状態。横ばいともいいます。
高値
その期間でいちばん高かった値段。ローソク足の上ヒゲの先です。
安値
その期間でいちばん安かった値段。ローソク足の下ヒゲの先です。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。