出来高とは?見方を図解【値動きが本物かどうかを確かめる】

この記事の要点

  • 出来高は、その期間に売り買いが成立した株の数です
  • 値動きに出来高がともなっているかで、その動きの強さを確かめます
  • 出来高が多いことは「買いが多い」という意味ではありません

📊 出来高とは

は、その期間に売り買いが成立した株の数です。1日に100株の取引が10回成立すれば、その日の出来高は1,000株です。チャートでは、ローソク足の下に棒グラフで表されることが多く、棒が高い日ほど多く取引された日です。

似た言葉にがあります。こちらは、取引された金額の合計です。株価が高い銘柄と安い銘柄を比べるときは、出来高より売買代金のほうが比べやすくなります。

🔎 出来高で何がわかるのか

株価は、売りたい人と買いたい人の値段が合ったところで決まります。出来高が多い日は、それだけ多くの人がその値段で売り買いした日です。多くの人が参加して動いた値段は、少ない人で動いた値段より、意味が重いと考えます。

下の図で、同じように上がった2つの場面を見比べてみてください。

出来高をともなう上昇

出来高
株価が上がるにつれて、出来高の棒もだんだん高くなっています。多くの人が買いに参加している上昇で、流れがしっかりしていると考えられます。

値段と出来高は説明のための見本で、実在の銘柄のデータではありません。

🧭 値動きと出来高の組み合わせ

① 出来高をともなって上がる

株価が上がり、出来高も増えているときは、多くの人が買いに参加している上昇です。流れがしっかりしていると考えられます。

② 出来高が減りながら上がる

株価は上がっていても、出来高が減ってきているときは、新しく買う人が増えていない上昇です。勢いが弱まってきているサインのことがあります。

③ 出来高が急に増える

ふだんの何倍もの出来高が出た日を、と呼ぶことがあります。決算やニュースなどで、多くの人の注目が集まったときに起きます。その日のローソク足の形と合わせて、流れが変わるきっかけになっていないかを見ます。

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の日足と出来高(2026年6月中旬〜8月中旬)。7月上旬の決算発表のころに出来高が急に増え、長い上ヒゲの足が出ました。急増した日の棒の高さを、ふだんの日の棒と見比べてみてください。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の日足と出来高(2026年6月中旬〜8月中旬)。7月上旬の決算発表のころに出来高が急に増え、長い上ヒゲの足が出ました。急増した日の棒の高さを、ふだんの日の棒と見比べてみてください。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで表示するには

✏️ 確認問題

Q1. 出来高は、何を表していますか?

答えと解説

正解は「その期間に売り買いが成立した株の数」。出来高は、売り買いが成立した株の数です。取引された金額の合計は売買代金といいます。

Q2. 株価は上がっているのに、出来高が日ごとに減っています。どう考えられますか?

答えと解説

正解は「新しく買う人が増えておらず、勢いが弱まっているかもしれない」。上がっていても出来高が減っているときは、新しく買いに参加する人が増えていない上昇です。勢いが弱まってきているサインのことがあります。

Q3. ある日、1,000株の出来高がありました。正しいのはどれですか?

答えと解説

正解は「1,000株を買った人と、1,000株を売った人がいた」。取引には必ず買い手と売り手がいるので、買われた株数と売られた株数は同じです。出来高は取引の多さを表します。

この記事の用語

出来高
その期間に売り買いが成立した株の数。値動きの信頼度を確かめるのに使います。
売買代金
その期間に取引された金額の合計。株価の違う銘柄どうしを比べるときに使いやすい数字です。
出来高急増
ふだんの何倍もの出来高が出ること。決算やニュースなどで注目が集まったときに起きやすくなります。
終値
その日の取引の最後についた値段。移動平均線は、ふつう終値をもとに計算します。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。

実際の銘柄でどう使うかは、noteの講座に書いています。