ファンダメンタル分析とは?テクニカルとの役割分担を図解【買う前に会社の数字を確かめる】
この記事の要点
- ファンダメンタル分析は、売上や利益、財産と借金など、会社の数字からその会社の中身を確かめる見方です
- テクニカルは「いつ買うか」、ファンダメンタルは「買ってよい会社か」。このサイトでは、チャートで選んだ銘柄を買う前の確認に使います
- 数字は「良い・悪い」を決めるためではなく、「無理がないか」を確かめるために見ます。売買はチャートと自分のルールで決めます
🏢 ファンダメンタル分析とは
ファンダメンタル分析ファンダメンタル分析(ふぁんだめんたるぶんせき)売上や利益、財産と借金など、会社の数字から、その会社の中身を確かめる見方。くわしく見る →用語集の一覧は、会社の数字から、その会社の中身を確かめる見方です。どれくらい売れているか、本業でもうかっているか、借金は多すぎないか。そうした「会社の健康診断」の結果を見ていきます。
これまでの基礎・ローソク足・チャートパターンのコースで見てきたのは、テクニカル分析でした。チャートの形や指標から、値動きの流れとタイミングを読む方法です。ファンダメンタル分析は、それとは別の方向から、同じ株を見ます。
🤝 テクニカルとの役割分担
このサイトのメインはテクニカル分析です。そのうえで、このコースでは、ファンダメンタルを次のように使います。
- チャートで、流れが上向きか、エントリーのタイミングが近いかを見て、候補の銘柄を選びます(チャートを見る順番)
- 買う前に、その会社の数字に無理がないかを確かめます。このコースで学ぶのは、この部分です
- 気になる点がなければ、自分のルールにしたがって、株数と損切りの位置を決めます
チャートだけで買うと、「来週に決算発表があった」「じつは赤字が続いていた」といったことに、あとから気づくことがあります。買う前に数字を少し見ておくだけで、そうした思わぬ動きにあう回数を減らせます。
🔍 ファンダメンタルで見るもの
会社の数字といっても、たくさんあります。このコースでは、買う前に最低限見ておきたいものに絞って、12回で見ていきます。
- 決算書:会社の成績表。売上や利益、財産と借金、現金の出入り(第2回・第3回)
- 決算発表と業績予想:発表の前後は株価が大きく動きやすくなります(第4回・第5回)
- 株価の高さ・安さの目安:時価総額、PER、PBR(第6回・第7回)
- もうける力と配当:ROE、配当利回り、配当性向(第8回・第9回)
- つぶれにくさ:自己資本比率、営業キャッシュフロー(第10回)
- どこで調べるか:決算短信と会社四季報(第11回)
最後の第12回で、テクニカルで選んだ銘柄を買う前に確かめる、チェックリストにまとめます。
🧭 「良い・悪い」ではなく「無理がないか」
はじめに知っておきたいのは、数字の見方です。このコースでは、数字を「この会社は良い・悪い」と決めるためではなく、「買う前に、無理がないか」を確かめるために見ます。
たとえばPERPER(株価収益率)(ぴーいーあーる)株価が1株あたりの利益の何倍かを表す数字。利益にくらべて割高か割安かの目安です。くわしく見る →用語集の一覧が高い会社は、それだけで悪いわけではありません。これから大きく伸びると期待されている会社は、PERが高くなりやすいからです。数字は、同じ業種の会社や、その会社の前の年とくらべて、はじめて意味が分かります。気になる数字があれば、その理由を調べる。それがファンダメンタルの使い方です。
📊 ふだんの流れの中で見るとこうなる
ファンダメンタルを見るのは、毎日ではありません。チャートで候補を見つけたとき、買う前に一度。そして持っているあいだは、決算発表決算発表(けっさんはっぴょう)会社が3か月ごと・1年ごとの成績(売上や利益)を発表すること。発表の前後は株価が大きく動きやすい。くわしく見る →用語集の一覧のたびに一度。それくらいで十分です。
テクニカルとちがって、会社の数字は3か月に1回しか変わりません。だからこそ、決算の数字が出た日に株価が大きく動くことがあります。どの日に数字が出るかを知っておくことも、ファンダメンタルの大事な役目です。
✏️ 確認問題
Q1. このサイトでの、テクニカルとファンダメンタルの役割分担として合っているのはどれですか?
答えと解説
正解は「テクニカルで「いつ買うか」、ファンダメンタルで「買ってよい会社か」を見る」。チャートで流れとタイミングを見て候補を選び、買う前に会社の数字に無理がないかを確かめます。2つは役割を分けて使います。
チャートで流れとタイミングを見て候補を選び、買う前に会社の数字に無理がないかを確かめます。2つは役割を分けて使います。
Q2. このコースで、会社の数字を見る目的として合っているのはどれですか?
答えと解説
正解は「買う前に、無理がないかを確かめる」。数字は「良い・悪い」を決めるためではなく、「無理がないか」を確かめるために見ます。タイミングはチャートと自分のルールで決めます。
数字は「良い・悪い」を決めるためではなく、「無理がないか」を確かめるために見ます。タイミングはチャートと自分のルールで決めます。
Q3. 会社の数字(決算の数字)は、ふつうどれくらいの間隔で新しくなりますか?
答えと解説
正解は「3か月に1回」。決算発表は3か月ごとにあります。数字が出る日に株価が大きく動きやすいので、発表の日を知っておくことも大切です。
決算発表は3か月ごとにあります。数字が出る日に株価が大きく動きやすいので、発表の日を知っておくことも大切です。
この記事の用語
- ファンダメンタル分析
- 売上や利益、財産と借金など、会社の数字から、その会社の中身を確かめる見方。
- 損益計算書
- 1年(または3か月)のあいだに、いくら売れて、いくらもうかったかをまとめた表。PLとも呼ぶ。
- 決算発表
- 会社が3か月ごと・1年ごとの成績(売上や利益)を発表すること。発表の前後は株価が大きく動きやすい。
- PER(株価収益率)
- 株価が1株あたりの利益の何倍かを表す数字。利益にくらべて割高か割安かの目安です。
- 売買ルール
- いつ入る・どれだけ買う・どこで出る・入らない日を、前もって決めておく自分との約束。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。例に出てくる会社名と数字は、説明のための架空のものです。特定の銘柄をすすめるものではありません。