窓(ギャップ)と三空とは?ローソク足の見方を図解【窓あけ・窓埋めの考え方】

この記事の要点

  • 窓は、となりあう2本のローソク足のあいだにできる、値段のすき間です
  • 窓は、ニュースや決算などで、買いか売りが一気に強まったときにできやすくなります
  • 3回続けて窓を開けて動く形を三空と呼び、行きすぎのサインとして知られています

🪟 窓とは

は、となりあう2本のローソク足のあいだにできる、値段のすき間です。英語では「ギャップ」と呼ばれます。

  • 上の窓(窓あけ上げ):次の足のが、前の足のより高い
  • 下の窓(窓あけ下げ):次の足の高値が、前の足の安値より安い

ヒゲも入れて見たときに、すき間が空いているのが窓です。始値が前の日の終値より高いだけで、ヒゲが重なっているときは、窓とは呼びません。

窓ができるのは、取引が終わっているあいだに、決算やニュースなどで買いか売りが一気に強まったときです。次の日の朝、前の日の値段からはなれたところで取引が始まり、そのまま戻らずに終わると、すき間が残ります。

🧩 窓埋め

あとから株価が戻ってきて、窓のすき間の値段を通りすぎることをといいます。「窓は埋まりやすい」という言い伝えがあり、窓のあたりは、多くの人が意識する値段になります。

ただ、強い流れの中で開いた窓は、長いあいだ埋まらないこともあります。埋まらない窓は、その方向への勢いが本物だったしるしとも読めます。

下の図で、場面を切り替えてみてください。窓が開く様子と、埋まる様子が見られます。

窓あけ上げ

帯=窓(すき間)
次の足の安値が、前の足の高値より高いところから始まりました。ヒゲも入れて、すき間(帯)が空いています。買いが一気に強まったときにできやすい、上の窓です。

色の帯が窓(ヒゲも入れたすき間)です。値動きは見本で、実在の銘柄のデータではありません。

🔢 三空

3回続けて窓を開けて動く形を、と呼びます。

① 三空踏み上げ

3回続けて窓を開けて上がる形です。勢いはとても強いのですが、短いあいだに上がりすぎた、行きすぎのサインとして知られています。言い伝えでは「三空踏み上げには売り向かえ」といわれます。

② 三空叩き込み

3回続けて窓を開けて下がる形です。売りが売りを呼んで、下がりすぎたサインとして知られています。言い伝えでは「三空叩き込みには買い向かえ」といわれます。

2回続けて窓を開けたところで止まることもよくあります。三空まで行かなくても、続けて窓が開いたときは、動きが行きすぎていないかを考えるきっかけになります。

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の日足(2026年9月中旬〜10月中旬)。10月6日の安値3,770円と、7日の高値3,505円のあいだに、大きな窓が開いています(窓あけ下げ)。7日はそのまま値幅制限いっぱいの3,150円まで下がって、ストップ安で終わりました。8日も、高値3,105円が7日の安値3,150円より下で、もう1つ窓が開いています。窓が2回続いた形です。9日と16日には2つ目の窓のすぐ下(高値3,135円)まで戻しましたが、2つの窓はどちらも、まだ埋まっていません。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の日足(2026年9月中旬〜10月中旬)。10月6日の安値3,770円と、7日の高値3,505円のあいだに、大きな窓が開いています(窓あけ下げ)。7日はそのまま値幅制限いっぱいの3,150円まで下がって、ストップ安で終わりました。8日も、高値3,105円が7日の安値3,150円より下で、もう1つ窓が開いています。窓が2回続いた形です。9日と16日には2つ目の窓のすぐ下(高値3,135円)まで戻しましたが、2つの窓はどちらも、まだ埋まっていません。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで確かめるには

1日に動ける値段の幅()は、このサイトのストップ高・ストップ安の計算ツールで調べられます。

📚 もっとくわしく

noteの連載「ローソク足の教科書」の第13回 窓と三空でも、同じテーマを読み物として書いています。

✏️ 確認問題

Q1. 上の窓(窓あけ上げ)は、どんなときにできますか?

答えと解説

正解は「次の足の安値が、前の足の高値より高いとき」。ヒゲも入れて、すき間が空いているのが窓です。始値が高いだけで、ヒゲが重なっていれば窓とは呼びません。

Q2. 3回続けて窓を開けて上がる形を、何と呼びますか?

答えと解説

正解は「三空踏み上げ」。三空踏み上げです。勢いは強いものの、上がりすぎた行きすぎのサインとして知られています。

Q3. 窓についての考え方として、正しいのはどれですか?

答えと解説

正解は「窓のあたりは意識されやすい値段なので、支持線や抵抗線の目安にする」。窓はいつ埋まるか決まっていません。窓のあたりの値段を、止まりやすさの目安として使います。

この記事の用語

窓(ギャップ)
となりあう2本のローソク足のあいだにできる、ヒゲも重ならない値段のすき間。
窓埋め
あとから株価が戻ってきて、窓のすき間の値段を通りすぎること。
三空
3回続けて窓を開けて動く形。上がる三空踏み上げ、下がる三空叩き込みがあり、行きすぎのサインとして知られています。
値幅制限
1日に動ける値段の幅の決まり。上限まで上がるとストップ高、下限まで下がるとストップ安と呼びます。
高値
その期間でいちばん高かった値段。ローソク足の上ヒゲの先です。
安値
その期間でいちばん安かった値段。ローソク足の下ヒゲの先です。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。

実際の銘柄でどう使うかは、noteの講座に書いています。