ローソク足はどの時間の足を見るか【日足と週足で形がちがって見える理由】

この記事の要点

  • 週足の1本は、日足の5本ほどを、4本値だけで1本にまとめたものです
  • 同じ期間でも、時間軸を変えると、ローソク足の形がまったくちがって見えます
  • 長い時間軸の形ほど、多くの人の売り買いが入っていて、意味が重くなります

🧺 週足の1本は、日足の5本をまとめたもの

第1回で、日足の1本は、1日の値動きをだけでまとめたものだと見ました。も同じです。1週間(ふつうは5日)の値動きを、4本値だけで1本にまとめます。

  • 始値:その週の最初の日の始値
  • 高値:その週の5日のうち、いちばん高い値段
  • 安値:その週の5日のうち、いちばん安い値段
  • 終値:その週の最後の日の終値

途中の日の動きは、週足には残りません。なので、ではいろいろな形が出ていても、週足ではまったくちがう1本になることがあります。

下の図で、週を選んでみてください。日足の5本が、週足の1本にまとまる様子が見られます。

第1週第2週第3週第4週週足日足(1週=5本)

週足の4本値:始値 972(月曜の始値)・高値 1,128・安値 968・終値 985(金曜の終値)

日足では大陽線4本と大陰線1本です。でも週足では、月曜の始値から金曜の終値まで少しだけ上がった、長い上ヒゲの小さな陽線になります。

値動きは説明のための見本で、実在の銘柄のデータではありません。

🔀 同じ1週間でも、形がちがって見える

たとえば、月曜から木曜まで上がり続け、金曜に大きく下がった週を考えます。日足では、陽線が4本並んだあとに大陰線が1本です。でも週足では、月曜の始値から金曜の終値まで少しだけ上がって終わった、長い上ヒゲの小さな陽線になります。

反対に、日足では小さな足ばかりでも、5日とも少しずつ同じ方向に動けば、週足では大きな実体の1本になります。

⚖️ 長い時間軸の形ほど、意味が重い

週足の1本には、日足5本分の売り買いが入っています。なので、週足で出た形は、日足で出た同じ形より、多くの人が意識していて、意味が重いと考えます。

を組み合わせて見るときは、基礎コースの日足・週足・月足の使い分けと同じく、長い時間軸から見ます。

  1. 週足で、今の流れと、目立つ形が出ていないかを見ます
  2. 日足で、その週の中で何が起きていたかを見ます
  3. 日足の形が、週足の流れと同じ向きか、反対の向きかを確かめます

週足で上昇の流れの中、日足でハンマーが出たなら、流れと同じ向きの買いの形なので、意味が強くなります。週足で下落の流れの中、日足でハンマーが出たなら、流れに逆らう形なので、慎重に見ます。これがの考え方です。

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の週足(2026年1月〜10月中旬)。日足では、4月15日に陰の丸坊主、16日にはらみ線が出ていました(第7・8回)。でも4月13日の週を週足で見ると、始値2,681円・高値3,405円・安値2,515円・終値2,608円で、長い上ヒゲの小さな陰線になっています。また、9月28日の週は大陽線(終値4,100円)、10月5日の週は大陰線(終値3,120円)で、10月12日の週は前の週の実体の中で、始値と終値がほぼ同じ足になりました。週足で見ると、はらみ寄せ線に近い形です。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の週足(2026年1月〜10月中旬)。日足では、4月15日に陰の丸坊主、16日にはらみ線が出ていました(第7・8回)。でも4月13日の週を週足で見ると、始値2,681円・高値3,405円・安値2,515円・終値2,608円で、長い上ヒゲの小さな陰線になっています。また、9月28日の週は大陽線(終値4,100円)、10月5日の週は大陰線(終値3,120円)で、10月12日の週は前の週の実体の中で、始値と終値がほぼ同じ足になりました。週足で見ると、はらみ寄せ線に近い形です。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで確かめるには

📚 もっとくわしく

noteの連載「ローソク足の教科書」の第15回 どの時間の足を見るかでも、同じテーマを読み物として書いています。

✏️ 確認問題

Q1. 週足の終値は、どの値段ですか?

答えと解説

正解は「その週の最後の日の終値」。週足の終値は、その週の最後の日の終値です。始値は最初の日の始値、高値と安値は5日の中でいちばん高い・安い値段です。

Q2. 月曜から木曜まで上がり、金曜に大きく下がって、月曜の始値より少し上で終わった週の週足は、どんな形ですか?

答えと解説

正解は「長い上ヒゲの小さな陽線」。高値は木曜までについて、終値は月曜の始値より少しだけ上です。なので、長い上ヒゲの小さな陽線になります。

Q3. 週足が下落の流れの中で、日足にハンマーが出ました。どう考えますか?

答えと解説

正解は「流れに逆らう形なので、慎重に見る」。長い時間軸の流れと反対向きの形なので、意味は弱めです。次の足や、週足の変化を確かめます。

この記事の用語

時間軸
ローソク足1本が表す期間の長さ。日足・週足・月足などがあります。
週足
1週間の値動きを1本のローソク足で表したチャート。大きな流れを見るのに向いています。
日足
1日の値動きを1本のローソク足で表したチャート。
4本値
始値・高値・安値・終値の4つの値段のこと。ローソク足1本は、この4つで形が決まります。
マルチタイムフレーム分析
いくつかの時間軸を組み合わせてチャートを見ること。長い時間軸で流れを、短い時間軸でタイミングを見ます。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。