はらみ線とは?ローソク足の見方を図解【勢いが止まったサインと、はらみ寄せ線】

この記事の要点

  • はらみ線は、大きな足のあとに、その実体の中におさまる小さな足が出た2本の形です
  • それまでの勢いが止まり、迷いが出てきたことを表します
  • 2本目が十字線になったものを、はらみ寄せ線と呼びます

🫧 はらみ線とは

ここまでの回では、1本のローソク足の形を見てきました。ここからは、2本の組み合わせを見ていきます。最初はです。

はらみ線は、大きな足(1本目)のあとに、そのの中にすっぽりおさまる小さな足(2本目)が出た形です。1本目が2本目をお腹にかかえているように見えるので、「はらむ」という言葉から名付けられました。

目安は次の2つです。

  • 1本目は、かのような、実体の長い足
  • 2本目の実体が、1本目の実体の範囲の中におさまっている

2本目の色は、1本目と同じでも反対でもかまいません。

🧭 はらみ線が教えてくれること

1本目の大きな足は、その日の勢いがとても強かったことを表します。ところが次の日は、前の日の実体の中で、小さくしか動かなかった。つまり、前の日の勢いが続かず、迷いが出てきたということです。

① 下落のあとのはらみ線

大陰線のあとに、小さな足がはらまれた形です。売りの勢いが止まったサインで、下げ止まりのきっかけになることがあります。

② 上昇のあとのはらみ線

大陽線のあとに、小さな足がはらまれた形です。買いの勢いが止まったサインで、上昇が一服するきっかけになることがあります。

③ はらみ寄せ線

2本目がになったはらみ線を、と呼びます。2本目の迷いがいっそう大きい形で、ふつうのはらみ線より、勢いが止まったことがはっきりしていると考えられます。

下の図で、2本目の足を動かしてみてください。1本目の実体の中におさまると、はらみ線になります。

1本目2本目
はらみ線

2本目の実体が、1本目の実体の中におさまっています。大陰線のあとの小さな足で、売りの勢いが止まったサインです。下げ止まりのきっかけになることがあります。3本目がどちらに動くかで確かめます。

点線のあいだが、1本目の実体(1,000〜1,100円)です。2本目の実体が3円以下を「ほぼ0(十字線)」としています。

🔗 はらみ線のあとは、3本目で確かめる

はらみ線は、勢いが「止まった」ことを表すだけで、反対に動き出すことまでは表していません。確かめたいのは3本目です。

下落のあとのはらみ線なら、3本目が2本目の高値をこえて上がれば、下げ止まりがはっきりしてきます。反対に、1本目の安値を割れば、下落はまだ続いています。

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の日足(2026年3月下旬〜5月中旬)。第7回で見た4月15日の陰の丸坊主(始値3,400円・終値2,521円)の次の日、16日は始値2,631円・終値2,769円の陽線でした。2本目の実体が1本目の実体の中におさまっているので、はらみ線です。売りの勢いはいったん止まりましたが、そのあとは上下しながら下がり、5月上旬から中旬にかけて、2,100円前後まで下がっています。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の日足(2026年3月下旬〜5月中旬)。第7回で見た4月15日の陰の丸坊主(始値3,400円・終値2,521円)の次の日、16日は始値2,631円・終値2,769円の陽線でした。2本目の実体が1本目の実体の中におさまっているので、はらみ線です。売りの勢いはいったん止まりましたが、そのあとは上下しながら下がり、5月上旬から中旬にかけて、2,100円前後まで下がっています。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで確かめるには

📚 もっとくわしく

noteの連載「ローソク足の教科書」の第8回 はらみ線でも、同じテーマを読み物として書いています。

✏️ 確認問題

Q1. はらみ線は、どんな2本の形ですか?

答えと解説

正解は「2本目の実体が、1本目の実体の中におさまる」。大きな1本目のあとに、その実体の中におさまる小さな2本目が出た形です。

Q2. 2本目が十字線になったはらみ線を、何と呼びますか?

答えと解説

正解は「はらみ寄せ線」。はらみ寄せ線です。2本目の迷いがいっそう大きい形です。

Q3. 下落のあとにはらみ線が出ました。3本目が1本目の安値を割りました。どう考えますか?

答えと解説

正解は「下落はまだ続いている」。1本目の安値を割ったので、売りの勢いは止まりきっていませんでした。はらみ線は、3本目で確かめます。

この記事の用語

はらみ線
大きな足のあとに、その実体の中におさまる小さな足が出た2本の形。それまでの勢いが止まったことを表します。
はらみ寄せ線
2本目が十字線になったはらみ線。迷いがいっそう大きい形です。
実体
ローソク足の、始値と終値のあいだの太い部分。長いほど、その期間の値動きが大きかったことを表します。
大陽線
実体の長い陽線。前後の足と比べて目立って長いもので、買いの勢いが強かったことを表します。
大陰線
実体の長い陰線。前後の足と比べて目立って長いもので、売りの勢いが強かったことを表します。
十字線
始値と終値がほぼ同じで、実体がほとんどないローソク足。買いと売りがつり合い、迷っている状態です。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。

実際の銘柄でどう使うかは、noteの講座に書いています。