つつみ線とは?ローソク足の見方を図解【前の足をまるごとつつむ、流れが変わるサイン】

この記事の要点

  • つつみ線は、2本目の実体が、1本目の実体をまるごとつつみこむ2本の形です
  • 下落のあとに陽線でつつめば上向き、上昇のあとに陰線でつつめば下向きへの変わり目のサインです
  • 前の回のはらみ線とは、大きい足と小さい足の順番が反対です

🫶 つつみ線とは

は、1本目の小さな足のあとに、そのをまるごとつつみこむ大きな足が出た、2本の形です。英語では「エンガルフィング(のみこむ)」と呼ばれます。

目安は次の2つです。

  • 1本目と2本目の色(陽線・陰線)が反対
  • 2本目の実体が、1本目の実体を上下とも完全にこえている

前の回のは「大きい足のあとに、小さい足」でした。つつみ線は反対に「小さい足のあとに、大きい足」です。はらみ線が勢いの止まりを表すのに対して、つつみ線は、新しい勢いがそれまでの動きをひっくり返したことを表します。

🔄 2つの種類

① 下落のあと:陽のつつみ線

下落が続いたあとに、小さな陰線を、次の日の大きな陽線がつつみこんだ形です。2本目は1本目の終値より安く始まったのに、そこから買われて、1本目の始値より高く終わっています。売りの流れを買いがひっくり返したサインで、下げ止まりや上昇への変わり目になることがあります。

② 上昇のあと:陰のつつみ線

上昇が続いたあとに、小さな陽線を、次の日の大きな陰線がつつみこんだ形です。高く始まったのに売られて、前の日の始値より安く終わっています。買いの流れを売りがひっくり返したサインで、上昇の終わりのきっかけになることがあります。

下の図で、2本目の足を伸ばしてみてください。1本目の実体をこえると、つつみ線になります。

1本目2本目
まだつつんでいません

2本目の実体が、1本目の実体を上下ともこえていません。点線(1本目の始値と終値)の外まで、2本目の始値と終値を広げてみてください。

点線のあいだが、1本目の実体(1,010〜1,030円)です。値動きは見本です。

💪 強さを見るポイント

同じつつみ線でも、次のようなときは、変わり目のサインとしての意味が強くなると考えられます。

  • 2本目の実体が、1本目よりずっと大きい
  • 2本目が、1本目だけでなく、その前の何本かの足もつつんでいる
  • 2本目の日の出来高が、ふだんより多い
  • 支持線や抵抗線の近くで出た

📊 実際のチャートで見てみる

ノート(5243)の日足(2026年2月中旬〜4月上旬)。2月の2,500円前後から下がってきた3月5日に、小さな陰線(始値2,031円・終値2,009円)が出ました。次の6日は、それより安い1,990円で始まったあと買われて、2,135円で終わる陽線です。2本目の実体が1本目の実体をまるごとつつんでいるので、陽のつつみ線です。そのあと3月中旬にかけて、2,500円台まで上がりました。特定の銘柄をすすめるものではありません。
ノート(5243)の日足(2026年2月中旬〜4月上旬)。2月の2,500円前後から下がってきた3月5日に、小さな陰線(始値2,031円・終値2,009円)が出ました。次の6日は、それより安い1,990円で始まったあと買われて、2,135円で終わる陽線です。2本目の実体が1本目の実体をまるごとつつんでいるので、陽のつつみ線です。そのあと3月中旬にかけて、2,500円台まで上がりました。特定の銘柄をすすめるものではありません。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで確かめるには

📚 もっとくわしく

noteの連載「ローソク足の教科書」の第9回 つつみ線でも、同じテーマを読み物として書いています。

✏️ 確認問題

Q1. つつみ線は、どんな2本の形ですか?

答えと解説

正解は「2本目の実体が、1本目の実体をまるごとつつむ」。小さな1本目を、色が反対の大きな2本目がつつみこむ形です。2本目が1本目の中におさまるのは、はらみ線です。

Q2. 下落が続いたあとに、陽のつつみ線が出ました。どんなサインと読めますか?

答えと解説

正解は「売りの流れを買いがひっくり返した」。安く始まったのに買われて、前の日の始値より高く終わった形です。下げ止まりや上昇への変わり目になることがあります。

Q3. つつみ線のサインとしての意味が強くなるのは、どんなときですか?

答えと解説

正解は「2本目の日の出来高がふだんより多いとき」。多くの人が参加して勢いがひっくり返ったことになるので、意味が強くなると考えられます。

この記事の用語

つつみ線
小さな1本目の実体を、色が反対の大きな2本目の実体がまるごとつつむ2本の形。流れが変わるサインです。
はらみ線
大きな足のあとに、その実体の中におさまる小さな足が出た2本の形。それまでの勢いが止まったことを表します。
実体
ローソク足の、始値と終値のあいだの太い部分。長いほど、その期間の値動きが大きかったことを表します。
トレンド転換
上昇トレンドが下降トレンドに、または下降トレンドが上昇トレンドに変わること。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。

実際の銘柄でどう使うかは、noteの講座に書いています。