全体相場の見方【初心者向け】日経平均・TOPIX・グロース250と米国株、為替

この記事の要点

  • 個別の銘柄も、多くは全体相場の流れにつられて動きます
  • 日本株は日経平均・TOPIX・グロース250、海外はS&P500とNASDAQ、それにドル円を見ます
  • 全体相場が崩れているときは、個別の銘柄の形がよくても慎重に考えます

🌏 全体相場とは

個別の銘柄のチャートがきれいな上昇の形でも、相場全体が大きく下がる日には、いっしょに下がることがよくあります。多くの人がまとめて売り買いするので、個別の銘柄も全体の流れにつられて動きます。

相場全体の動きは、たくさんの銘柄の株価をまとめたで見ます。チャートを見る順番の①より前に、「今日の相場全体は、晴れか雨か」を確かめておくと、判断がぶれにくくなります。

🇯🇵 日本の株を見るときの3つの指数

① 日経平均株価

は、東証に上場している代表的な225の銘柄から計算する指数です。ニュースでいちばんよく使われます。株価の高い一部の銘柄の動きが大きく反映されやすい、という特ちょうがあります。

② TOPIX

(東証株価指数)は、東証に上場する多くの銘柄を、会社の大きさ(時価総額)に合わせて計算する指数です。日経平均よりたくさんの銘柄が入っているので、相場全体の動きをより広く表します。

③ 東証グロース市場250指数

は、東証グロース市場の、成長が期待される会社を中心にした指数です。小さめの成長株を売り買いするときは、日経平均やTOPIXより、この指数の流れが近いことがあります。

🇺🇸 海外の株と為替

日本の株は、前の夜のアメリカの株の動きにも影響を受けます。アメリカの代表的な指数のと、ハイテク株の多いNASDAQ総合指数(またはNASDAQ100)を見ておきましょう。

ドル円の為替も大切です。円安は輸出の多い会社に、円高は輸入の多い会社に追い風になりやすく、指数全体の動きにも関わります。

このサイトの今日のボードでは、これらの指数や為替の動きを、まとめて見られます。

☀️ 晴れ・くもり・雨で考える

全体相場は、細かく分析するより、天気のように大づかみに見るのがこつです。で、指数がの上にあって線も上向きなら晴れ、線の下で線も下向きなら雨、どちらでもなければくもり、のように分けます。

下の図で、指数ごとの向きを切り替えてみてください。全体の天気がどう変わるかがわかります。

日経平均

TOPIX

グロース250

S&P500

全体の天気:晴れ

多くの指数が上向きです。個別の銘柄の形を、素直に見やすい日です。

日本の3つの指数で、向きがそろっていません。自分が売り買いする銘柄に近い指数の流れも見ましょう。

説明のための見本で、実際の相場のデータではありません。上向きが3つ以上で晴れ、下向きが3つ以上で雨、それ以外はくもりにしています。

晴れの日は、個別の銘柄の形を素直に見やすくなります。雨の日は、形がよくても、全体に引きずられて崩れることが増えます。雨のときは、株数を減らす、新しく入るのを見送る、といった決め方をしておくと、迷いにくくなります。

📊 実際のチャートで見てみる

日経平均株価の週足と25週EMA(2025年1月〜2026年10月中旬)。2025年3月に線を下回り、4月には大きく下げましたが、5月には線の上に戻り、そこから線が上向きのまま上がり続けました(晴れ)。2026年6月からは、ヒゲも入れると60,000〜73,000円ほどで上下していて、株価が線に近づいています。まだ線の上にいますが、晴れからくもりに近づいている状態です。
日経平均株価の週足と25週EMA(2025年1月〜2026年10月中旬)。2025年3月に線を下回り、4月には大きく下げましたが、5月には線の上に戻り、そこから線が上向きのまま上がり続けました(晴れ)。2026年6月からは、ヒゲも入れると60,000〜73,000円ほどで上下していて、株価が線に近づいています。まだ線の上にいますが、晴れからくもりに近づいている状態です。
チャートはTradingViewのものです。

🛠 TradingViewで見るには

✏️ 確認問題

Q1. 東証に上場する多くの銘柄を、時価総額に合わせて計算する指数はどれですか?

答えと解説

正解は「TOPIX」。TOPIX(東証株価指数)です。日経平均は代表的な225銘柄から計算し、S&P500はアメリカの指数です。

Q2. 小さめの成長株を売り買いするとき、流れが近いことが多い指数はどれですか?

答えと解説

正解は「東証グロース市場250指数」。グロース250は、東証グロース市場の成長が期待される会社を中心にした指数なので、小さめの成長株の流れに近いことがあります。

Q3. 指数が週足で移動平均線の下にあり、線も下を向いています。どう考えますか?

答えと解説

正解は「雨なので、株数を減らすか、新しく入るのを見送ることを考える」。全体相場が崩れているときは、個別の形がよくても引きずられやすくなります。慎重に考えます。

この記事の用語

株価指数
たくさんの銘柄の株価をまとめて、相場全体の動きを表す数字。日経平均やTOPIXなどがあります。
日経平均株価
東証に上場する代表的な225銘柄から計算する指数。株価の高い一部の銘柄の動きが反映されやすい特ちょうがあります。
TOPIX(東証株価指数)
東証に上場する多くの銘柄を、時価総額に合わせて計算する指数。相場全体の動きを広く表します。
東証グロース市場250指数
東証グロース市場の、成長が期待される会社を中心にした指数。小さめの成長株の流れを見るのに使います。
S&P500
アメリカの代表的な500社ほどの株価から計算する指数。日本の株も、前の夜のこの指数の動きに影響を受けます。
週足
1週間の値動きを1本のローソク足で表したチャート。大きな流れを見るのに向いています。
移動平均線
決まった日数の終値の平均を、毎日つないでいった線。流れの向きを見るのに使います。
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この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。

実際の銘柄でどう使うかは、noteの講座に書いています。