ローソク足のヒゲの長さ【図解】長い上ヒゲ・長い下ヒゲが教えてくれること
この記事の要点
- ヒゲは、期間の途中では動いたのに、終わるまでに戻された値幅を表します
- 長い上ヒゲは高いところで売られた跡、長い下ヒゲは安いところで買われた跡です
- ヒゲの長さは、実体の長さと比べて見ます
🪡 ヒゲが表しているもの
ヒゲヒゲ(ひげ)ローソク足の実体から上下にのびる細い線。上ヒゲの先が高値、下ヒゲの先が安値です。くわしく見る →用語集の一覧は、実体実体(じったい)ローソク足の、始値と終値のあいだの太い部分。長いほど、その期間の値動きが大きかったことを表します。くわしく見る →用語集の一覧から上下にのびる細い線です。実体の上にのびるのが上ヒゲ上ヒゲ(うわひげ)実体の上にのびる細い線。先が高値です。長いほど、高いところで売られたことを表します。くわしく見る →用語集の一覧で、その先が高値高値(たかね)その期間でいちばん高かった値段。ローソク足の上ヒゲの先です。くわしく見る →用語集の一覧です。実体の下にのびるのが下ヒゲ下ヒゲ(したひげ)実体の下にのびる細い線。先が安値です。長いほど、安いところで買われたことを表します。くわしく見る →用語集の一覧で、その先が安値安値(やすね)その期間でいちばん安かった値段。ローソク足の下ヒゲの先です。くわしく見る →用語集の一覧です。
前の回で、実体は始値から終値までの動きを表すと書きました。ヒゲは、その途中で動いたのに、終わるまでに戻された値幅です。いわば、買いと売りが押し合った跡です。
下の図で、1日の動き方を選んでみてください。同じ始値と終値でも、途中の動きによってヒゲの形が変わります。
途中で上がって押し戻された
3つとも、始値1,000円・終値1,020円の同じ陽線です。値動きは見本で、実在の銘柄のデータではありません。
⬆️ 長い上ヒゲ
長い上ヒゲは、期間の途中で大きく上がったのに、終わりまでに押し戻された形です。高いところでは売りたい人が多かった、という跡と読めます。
上昇が続いたあとの高いところで長い上ヒゲが出ると、そのあたりで上値が重くなってきたサインのことがあります。陽線でも陰線でも、上ヒゲが長ければ、高いところで売られたことに変わりはありません。
⬇️ 長い下ヒゲ
長い下ヒゲは、期間の途中で大きく下がったのに、終わりまでに戻した形です。安いところでは買いたい人が多かった、という跡と読めます。
下落が続いたあとの安いところで長い下ヒゲが出ると、そのあたりで下げ止まりかけているサインのことがあります。第5回で見るハンマーは、この長い下ヒゲが主役の形です。
📐 ヒゲの長さは、実体と比べる
ヒゲが長いか短いかは、実体の長さと比べて見ます。実体の2倍以上の長さがあれば、長いヒゲと考えるのが1つの目安です。
実体が短く、上下のヒゲがどちらも長い足は、上にも下にも大きく動いたのに、結局ほとんど動かずに終わった期間です。買いと売りが激しく押し合って、どちらも勝てなかったと読めます。
🔗 ヒゲは、次の足とあわせて読む
ヒゲは「押し戻された」という過去の跡です。そのあとどうなるかは、次の足を見ないとわかりません。
長い下ヒゲの次の日に、下ヒゲの安値を割って下がれば、下げ止まりはまだだったということです。反対に、次の日が陽線で、前の日の高値をこえて終われば、安いところでの買いが続いていると読めます。
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チャートはTradingViewのものです。
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noteの連載「ローソク足の教科書」の第3回 ヒゲの長さでも、同じテーマを読み物として書いています。
✏️ 確認問題
Q1. 長い上ヒゲは、何の跡と読めますか?
答えと解説
正解は「高いところで売られた跡」。期間の途中で大きく上がったのに、終わりまでに押し戻された形です。高いところで売りたい人が多かったと読めます。
期間の途中で大きく上がったのに、終わりまでに押し戻された形です。高いところで売りたい人が多かったと読めます。
Q2. 下ヒゲの先は、どの値段ですか?
答えと解説
正解は「安値」。下ヒゲの先は、その期間でいちばん安かった値段(安値)です。
下ヒゲの先は、その期間でいちばん安かった値段(安値)です。
Q3. 下落のあとに長い下ヒゲが出ました。次の日、その安値を割って下がりました。どう考えますか?
答えと解説
正解は「下げ止まりはまだだった」。長い下ヒゲの安値を割ったので、安いところでの買いは続かなかったと読めます。ヒゲは次の足とあわせて読みます。
長い下ヒゲの安値を割ったので、安いところでの買いは続かなかったと読めます。ヒゲは次の足とあわせて読みます。
この記事の用語
- ヒゲ
- ローソク足の実体から上下にのびる細い線。上ヒゲの先が高値、下ヒゲの先が安値です。
- 上ヒゲ
- 実体の上にのびる細い線。先が高値です。長いほど、高いところで売られたことを表します。
- 下ヒゲ
- 実体の下にのびる細い線。先が安値です。長いほど、安いところで買われたことを表します。
- 実体
- ローソク足の、始値と終値のあいだの太い部分。長いほど、その期間の値動きが大きかったことを表します。
- 高値
- その期間でいちばん高かった値段。ローソク足の上ヒゲの先です。
- 安値
- その期間でいちばん安かった値段。ローソク足の下ヒゲの先です。
この記事は投資の考え方を学ぶためのもので、投資助言ではありません。投資は自己判断でお願いします。
実際の銘柄でどう使うかは、noteの講座に書いています。